溺愛カンケイ!
喫茶店に入ると恵はすでに来ていて座っていた。
「ごめん、遅れて」
「いいのよ、別にいつもの事だし。で、今日はどうしたの?珍しいね、会って話がしたいなんて」
「あぁ、最近は電話やメールだけで会えてなかったからどうしてるかと思って」
本当はそんな事が言いたいんじゃないが…。
「元気にしてるわよ。それなりに楽しくやってるから」
恵は普段通り淡々と話す。
「そうか、ならいいけど。ところで、水曜の夜は何してた」
無理矢理、話を切り出した。回りくどいことは俺にはできなかった。
「今週の?その日はずっと家にいたわよ。拓也、メールくれたでしょ」
忘れたの、と。
「本当か?その日の夜、恵が男と一緒にいる所を見たんだが…」
真意を探るように恵の顔をじっと見た。