サンタの仕事も楽じゃねぇ
その頃、ようやく眠りから現実の世界に引き戻されたダメ組は、

プレゼントの袋が消えていることに気がついた。




「タクローさん、袋が盗まれましたよ」

寝起きで頭が回らないトナカイは自慢の嗅覚まで酒で犯されていた。



「あ?プレゼントに足が生えて歩くわけねーだろ」

タクローは朝一のたばこに火をつけ顔をしかめた。






ふと、ちゃぶ台の上に一枚の紙が置かれているのに気が付いた。
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