君と出会ってーー。~あなたがいた頃は~
もう一度

残された時間

「琴音…俺、屋上行きたい。」



「えっ?駄目だよ。発作気味なんでしょ?」



急な空斗の発言に驚くあたし。



「大丈夫だって。行こう?」



「ダメ!!今度行こう?発作が本当にでたら困るじゃん!!」




「今、行こう。今じゃ無いと嫌だ。」




そう言った空斗の顔は、真剣そのもので。



あたしは、"うん"としか言えなかった。
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