君と出会ってーー。~あなたがいた頃は~
琴音の思いがけない言葉に俺と蓮は目を見開いた。



「え…でも、お前心臓病…?」



「そんなのへっちゃらだよ?一日寝ないくらいで発作は出ないし!」



「そ、そうか?」



動揺する俺達。



「まぁ、琴音が大丈夫って言うなら…なぁ?」



そこで俺に振るなよ、蓮!!



「あ、あぁ。いいんじゃね?」




「やったぁ!」




琴音は座って居たイスから立ちあがり、ぴょんぴょん跳ねた。




おーい。点滴外れるぞ~笑




「約束だよ?あ~2日間も…楽しみだなぁ!」




その後、3人で沢山の事を決めた。




お菓子は蓮がいっぱい持ってくるだとか、




俺が病室にクリスマスツリーを置くだとか、




朝9時集合で、次の日の朝10時に解散だとか。



未来のことを。




決めれば決めるほど、楽しみがつもっていった。




琴音がいるから、未来が楽しみに思えた。
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