キュンラブ†誘惑~Because I love you~年の差恋愛
学生の頃、しょっちゅう洸貴の部屋に入り浸っていた俺は、おばさんには毎回のように手料理をご馳走になり、ずいぶんお世話になった。
先日の電話で、クリスマスプレゼントに澪の欲しいものをさり気なく聞き出してもらうよう頼んであったのだが上手くいかなかったらしい。
まぁ、それはともかくとして---
澪は今、友人たちを呼んで自宅でクリスマスパーティーをしているそうだ。
---男も、招かれているらしい。
なのにおばさんは今からおじさんの所へ行くと言う…
親娘して危機管理がなっていなさすぎだろう。
もしものことがあったらどうするつもりだ?
おばさんは澪のことを信頼してのことだろうけど、『野郎』のことまで信用するべきじゃない。
たとえ『野郎』と二人きりじゃないにしても、用心するにこしたことはない。
それに洸貴なら…---
いや、きっと洸貴は何も聞かされていないな。
でなきゃこんな状況でアイツが大人しくオフィスで仕事なんかしてるわけない。