キュンラブ†誘惑~Because I love you~年の差恋愛

 未恋





「今度の土曜に、ウチでクリスマスパーティーを?」

「ね、いいでしょ?」



ママにおねだり中の私。


朝のやわらかな陽射しが、ダイニングテーブルを淡く輝かせる。



「う~ん

…どうしよう?」


冷蔵庫の扉を開けながら、ママがちょっと戸惑うような顔をしていた。



---あれっ?


パーティーが大好きなママなら、大歓迎してくれると思ったのに。



「あのね、麻紀ちゃんがママの料理の大ファンなの。

ちょうどいい機会だから、思う存分ママの料理を食べさせてあげたいの」


「そんなふうに言われたら、ダメとは言えないわね」




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