インディアン=スノー=ディ
それが解るまでには、
この
「きょとん」
には

随分と悩まされたが、
この頃では
彼女は犬だと思いきって、
計画は
ぼくとちえちゃんとで
勝手にすすめる事にしていた。


ちえちゃんは、
ぼくの最初の頃の
困り果てた風を思い出して、

「最近、
彼女の扱いがうまくなった。
飲み込みが早いよ。」

と、笑いを堪えるように言う。


ぼくも内心、
これだけうまく
彼女と付合ってゆけるのは、
ちえちゃんの次の
2番目
くらいだと思うようになっていた。

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