インディアン=スノー=ディ
ぼくは彼女を見た。

彼女は
窓から外を眺めていた。


ちえちゃんの話について
考えているのか、

全く別の何かを考えているのか、
その顔から
読み取る事は出来なかった。


「それって恋愛の話?」

ぼくは、
ちえちゃんの話に少し遅れて
反応した。


「それだけじゃない。人生全般について。」


「ふーん。」

ぼくは机に頬杖をついて、
また彼女を見た。
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