鉛の恋模様


ラフレシアトラップを無事通過したので、再び歩き始める。

歩く際に男との距離が先程より開いていたので、もっと近付いて歩くように急かされたが心の距離と比例してるんじゃね?って言えば彼は少し悲しげな顔した後に黙って歩き出した。



それからは部室に着くまでお互い無言だったけど、別にこれといってお喋りは好きじゃないし苦痛は感じなかった。

好きじゃないヤツとなら尚更。


自業自得ですよ、ハンサムさん。






―カチャ…ガチャ


「…はいれよ」

「………」



目当ての場所に漸く辿り着けば、男の声に黙って頷き、促されるまま部室に入った。

体育系の部室はもっと酸っぱ臭いイメージ(偏見)があったが、制汗剤か消臭剤かの力によるのか思ったより臭くなかった。

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