Love Again【番外編集】

紗英は加藤に対して、お願いするようなポーズをとる。


それに対して加藤も指でOKサインを作って笑う。


嬉しそうに笑う紗英。



加藤の顔も嬉しそうに見えてくる。




「―ｯ！……紗英っ！！」



俺が呼ぶと振り返りそして、鞄を持って席を立つ。



いつもそこで中のいい女友達に手を振って教室を出るんだけど…



その日は、加藤にも手を振ってから俺の所に来たんだ…




『お待たせっ！』



「…おぅ…」




紗英越しに加藤を見ると俺達を見て笑ってた。




『直樹？どうしたの？すごい恐い顔してる…』


紗英に言われてハッとする。


「い、いや別に？帰ろうぜ。」



嫉妬してるなんて、言えるかっ！



けど…ムカつくもんはムカつくんだよ！



周りに…いや加藤に見せ付ける様に紗英の腰に手を回して歩き出した。