Love Again【番外編集】
…昨日も、よく眠れなかった。
ただでさえ、こんなに悩んだ事ない私が、充の事で悶々としてるんだ。


寝不足になるのも当然。


しかも。いきなりバイトなんて始めやがって。あの男は何を考えてるんだろ…



大学の講堂で一人、席に座り頭を机の上に置いてそんな事を思っていると、頭上から声が聞こえてきた。


『おはよ〜。なぁに?美里、今日も寝不足なわけ?』


動くのも面倒くさくて、頭は机の上に置いたまま、目線だけを声のする方向へ向ける。


「おはよ。…泉美、昨日と同じ服着てる。昨日はお泊り?」



そう聞く私に、嫌な顔なんてせず、寧ろとても嬉しそうにニコニコしながら私の隣に座る。



『シャワー借りて入ったら、着替えてくる時間なくなっちゃって。』



「…あっそ。上坂君とは上手くいってるみたいだね。」



『そりゃ付き合って2週間だもの!』



そう言う泉美の顔は輝いてた。
付き合って2週間でお泊りもすでに何回かしてる。…当然そういう事も…しちゃってるよね。


近くで見ると肌のツヤもよく見えるような…


幸せな証拠?それとも愛されてる自信?
< 266 / 359 >

この作品をシェア

pagetop