Love Again【番外編集】
お茶とかコーヒーとか適当に買って、落とさないように持ち歩く。



病室の前まで来た時、手が塞がっていて、ドアを開けられない事に気がついた。



どうしよう…横扉だし、足で開ける?





そう思っていると、中から舞さんの声が聞こえて来た。




『拓海からちゃんと亜希ちゃんに話すべきよ。』




『言えねーよ…』





『でも亜希ちゃんとみちるさん、今日も会ってるのよ?もしまた会って、みちるさんから事実聞かされるより、拓海から言うべきよ!』






心臓がドクンって嫌な音を立てた。





『もう会わせない。そう偶然が何度も続くとは思えない。だから…姉貴も亜希に何も言うなよ。』











みちるさんと会った時、戸惑った顔した舞さん。



あれは…私が側にいたせい?



拓海さんはの様子がおかしくなったのも、みちるさんの名前を出してから…




そう考えれば納得がいく。みちるさんの名前を出した瞬間落としたお茶碗。




私がお風呂に入ってる間に舞さんに電話をかけていた拓海さん…








“みちるさんはね…”
さっきの舞さんの言葉に続く言葉は…





拓海さんの元カノ




って言葉なんじゃないの?
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