恋愛ゲーム〜ニセモノかホンモノか〜
ICU


‥‥今、弥生は真っ白な部屋に、様々な機械に囲まれて寝ている。


細い腕にはたくさんの針が刺さっていて、泣きそうになった。



「弥生。気付いてあげられなくて、ごめん‥‥もっと前から、体、辛かったんでしょう‥‥?苦しかったんでしょう?杏が気付いていれば‥‥もうちょっと楽になれたよね‥‥毎日‥来るからね?」


弥生の体、すごく細くて弱々しかった。


一番杏が一緒にいたはずなのに、気付けなかった。


それがすごい情けなかった。


自分が、憎かった―
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