ぼくのひーろー



安心したのか、うとうとしだしたひなを
結城が寝かしつけた。

「慶、ありがとーな」

「えぇよ。
怒鳴った声、苦手なんやな…」

「せやな…」

でもちょっと嬉しかってん。

声だして泣いてくれたこと。

今まで感情を出したりしんかったから
これからもっとワガママとかも
言えるようになったらいいな。



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