恋に恋をして、
『私、帰る!!』

何かもう見てられなくて、

そう言って立ち上がったら

「送る!!」

蒼空は、

言ってくれたけど...

『良いよ!!まだ楽しんでて。今来ばっかじゃん!!また明日ね~』

と、

言って学校を出た私。

ピンポ~ン

「はいは~いどちら様?」

『私。早く開けて!!すごく惨めな気分だし、惨めな姿なの。』

でも、

あいつに送ってもらわなくて良かった...

「美桜何で泣いてるの!?」

『分かんないよ...

分かんないけど...

止められないの...』

何故か、

何でだろう?

有希ならこの理由を知ってそうな気がしたんだ

「取り敢えず上がって!!あたしの部屋に行ってて飲み物とってすぐに行くから!!」

と、

有希の部屋に入って勝手にソファに座ってる私。

「お待たせ!!紅茶で良いよね?」

うん!!

と頷いた

「で?何で泣いてるの?」

何で?っていわれてもなぁww

『自分でもね?分からないの。何か急にイライラが積って来たし?涙が出て来たの。』

何だったんだろうマジで。

「何を見てイライラしたわけ?」

うーん

『何かね?今日の放課後は、蒼空にねバスケ部今日は、溜まるだけだから 来いって言われたんだけど...』

「うん」

これって言って良いのかね?

まぁ良いっか!!

『蒼空来ないし、

来たのかと思ったら何かある女に抱きつかれるし...

もぅヤダぁ!!』

何なの!?

また泣けてきたし!!

「美桜...

それね?

嫉妬っていうんだよ。

美桜は、蒼空が好きなんだね。」

違うよ!!

『こんなの知らないよ!!』

だって、

『人を好きになった事も、

嫉妬だって...

でもね?こんなのじゃなかったよ!!こんな...』

こんな醜くて、

辛くて、

こんな苦しいものじゃなかったの...

と口を噛み締め、

下を向き、

泣くことしか出来ない私に、
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