Dream&Hope~君の夢~
dream.one
「俺、、、歌手になんねんっ!絶対に。」
そう、八重歯を見せながら笑うのは私、笹乃音符(ささのおんぷ)の幼馴染、雷亜裕信(らいあゆうしん)。
私達は高校二年生で、幼稚園に通っていた頃から仲がよかった。
クラスもずっと同じで、付き合っている。と誤解されるくらい本当に仲が良かった。
そして、裕信の夢も、小さい頃からずっと聞いていた。
私は、一生懸命夢を叶えようとしている裕信が好きだった。
夢。なんて私にはまだなかったけれど、裕信とずっと一緒に居たいから私も歌手を目指した。
まだ、、、希望や、夢が溢れていた高校二年生の夏。