星に願いを
旅立ち


2日後。




忙しい悠がやっと時間を空けることができたのは夕方。


星子が誘った場所は、都会の真ん中にあるプラネタリウム。


平日のため、あまり客はいなかった。


後ろの席に並んで座った。


開演までまだ少し時間がある。


小さな声で星子が話し始めた。



「ねぇ、悠さん…。私ね、あれから自分なりに考えたの。」


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