星に願いを
その後新しいプロジェクトも順調に進んだ。


星子にとって毎日が新しい発見で、楽しく真剣に取り組むことが出来ている。


仕事が終わってからも、自宅に戻ってからは専門書を読んだり、看護学校時代に勉強した本も再度読み漁った。


気が付くと、ご飯も食べずに深夜になっていたなんて事もしばしばあった。


日々の忙しさに体は堪えているものの、充実さで心が満たされる。


だから体が悲鳴を上げるまで疲労がたまっていることに、元看護師の星子は全く気が付かなかった。
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