『はちみつゆず~キミと過ごした時間~』

駅の近くにあるスーパーに来て、
いろいろかごに入れ始めた蓮斗。

そんなにかごに入れて
荷物持てるのかなぁ?

レジを済ませると顔をしかめた。

『俺、袋につめるの
 苦手なんだよね…。』

『そうなの?
  私がつめてあげよっか?』

『よろしく。』

袋につめると、
ものすごい量にびっくりした。

『ヤバッ。買いすぎた。』

苦笑いしながら袋を
両手に持って、
私の荷物を肩に担いだ。

『荷物持とうか?』

『大丈夫だよ。
 こんなん軽い軽い。』

『本当に?』

『ホントだって。
 でも、タクシー呼ばないとな。』

『そうだね。』
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