『はちみつゆず~キミと過ごした時間~』

☆幸せな日々☆


『行こっか。』

『うん。』

差し出された手はとても大きかった。

しっかりと手をつないだ。

もう、すっかり遅い時間になってしまった。

最終電車に何とか乗り込んだ。

かず兄は何も言わない。

私も何も言わなかった。

ただ、ずっと手を握ってくれていた。
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