コンプレックスな関係

美和の買い物に付き合って、街に出る。


笑顔で、服や靴、アクセサリーを選ぶ美和を見ていると、それだけで気持ちが満たされる。


そうだ。


この最近の苛々感は、美和不足のせいなんだ。


こうして美和と2人で出掛けるのは久しぶりで。


美和を莉生に会わせてから、美和は莉生にべったりだったな。


莉生は、いい女だったと思う。


俺に何か要求するわけでもなく。


俺の行動を、ただ呆れたように笑って見ていた。


美和のこともあっさりしたもんで、俺が美和を優先することにも、口を挟まなかった。


莉生と付き合う前の女は、俺を独占することに夢中で、アレコレと口やかましく言ってきたし、美和を敵視して、あまつさえ美和を傷付けるような言動をするような女ばかり


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