緋~隠された恋情
冷蔵庫を開けると、
キャベツがごろっと転がっていて、
俺は思わず取り出しザクザクと切った。
しばらく忘れていた感触だった。
ざくざくざくざく……
少し大きめのざく切りのキャベツが
コロッケと出会って、とびきりのごちそうになる。
サービスでつけるととても喜ばれたっけ、
冷凍庫を開けると
この間社員に配られた、試作品。
冷凍なんて、コロッケじゃない。
思わず目をそむけて、
引き出しを閉じた。
自分でレシピを提供していて
納得していない。
「只今!あれ?新ちゃんご飯作ってくれてるの?」
ありさが帰ってきて、
俺の姿をみつけて、まっすぐキッチンにやってきた。
「うん、でも、久しぶりすぎて、
何していいか思いつかないや。」
「今日はコロッケの予定なんだけど、
新ちゃんが会社でもらってきたやつ。」
俺が表情を歪めたのを見て、
手を洗いながらくすりと笑った。
「冷凍なんて、蛇道だって思ったでしょ。
それは、お兄ちゃんがプロだからよ。
よっぽど手間暇かけなきゃ、
お兄ちゃんのみたいなコロッケは家庭では作れない。
だけど、
果たしてスーパーのコロッケが美味しいとは限らない。
多くの店舗は、冷凍食品あげてるもの。
コストは掛けられないからね。
なんたって庶民の味方だものコロッケは。」
「何が言いたい?」
「だから冷凍食品は決して間違った形じゃないと思うの。
手軽に家庭で美味しいコロッケが食べれたらうれしいでしょ?」
なんだなんだ?
やけにありさが雄弁に語る。
「あとは、いかに調理するかってことだけど。」
キャベツがごろっと転がっていて、
俺は思わず取り出しザクザクと切った。
しばらく忘れていた感触だった。
ざくざくざくざく……
少し大きめのざく切りのキャベツが
コロッケと出会って、とびきりのごちそうになる。
サービスでつけるととても喜ばれたっけ、
冷凍庫を開けると
この間社員に配られた、試作品。
冷凍なんて、コロッケじゃない。
思わず目をそむけて、
引き出しを閉じた。
自分でレシピを提供していて
納得していない。
「只今!あれ?新ちゃんご飯作ってくれてるの?」
ありさが帰ってきて、
俺の姿をみつけて、まっすぐキッチンにやってきた。
「うん、でも、久しぶりすぎて、
何していいか思いつかないや。」
「今日はコロッケの予定なんだけど、
新ちゃんが会社でもらってきたやつ。」
俺が表情を歪めたのを見て、
手を洗いながらくすりと笑った。
「冷凍なんて、蛇道だって思ったでしょ。
それは、お兄ちゃんがプロだからよ。
よっぽど手間暇かけなきゃ、
お兄ちゃんのみたいなコロッケは家庭では作れない。
だけど、
果たしてスーパーのコロッケが美味しいとは限らない。
多くの店舗は、冷凍食品あげてるもの。
コストは掛けられないからね。
なんたって庶民の味方だものコロッケは。」
「何が言いたい?」
「だから冷凍食品は決して間違った形じゃないと思うの。
手軽に家庭で美味しいコロッケが食べれたらうれしいでしょ?」
なんだなんだ?
やけにありさが雄弁に語る。
「あとは、いかに調理するかってことだけど。」