緋~隠された恋情
-------------
気がついたとき、
私は居間の長座布団の上で、横たわっていた。
上にブランケットが掛かられていて
おでこには冷えピタが貼られていた。
熱なんてないのに…
お兄ちゃんの優しさにきゅっと胸が熱くなった。
カタカタとお兄ちゃんが動き回る様子をぼんやりと
眺めていて、
だんだんと、
自分の状況を思い出した。
「や、ヤバイ学校!!」
ガバッと起き上がると、
「植木がうまくやっといてくれるから、
大丈夫だよ。
少し横になってればいい。」
お兄ちゃんが私の方を振り向いて
心配そうに言う。
「もう?大丈夫か?」
かけられたブランケットをたたみながら
「うん。」
と小さく頷いた。