鬼畜店長

「普段ろくに運動してねぇ大学生がなにスポーツの秋とか言ってんだよ。体育の日にスポーツしたのか?」


「それは確かに否定できませんけど、たまにはいいじゃないっすか。いつもだらけてる分爽やかに汗流してきますよ。

ちなみに今日は一日中家でゴロゴロしてましたけど、そーいう店長はどうなんすか?」


「俺がなんの得もないのにわざわざ疲れることをすると思うのかお前は」


「ですよねー。てか店長、スポーツってもともと利益目的でするものじゃ無い気がしますよ。」


「うるせぇな。

え、てかそしたらわんこもその日入れないってことか?」


「いや、わんこはまだ飲めないので、もしかしたらバイト来るかもです」


「…いや、お前が飲み会の方にいくならあいつも行くだろ。はーそしたら誰代わりにシフト入れっかなー」


「え、飲み会行ってもいいんですか?!」


「行く気だから俺に話したんじゃねぇのかよ?」


「いやそれはそうですけど、なんかこう、条件付けられるとかあると思ってたんで」


「…お前は俺をなんだと思ってるんだ。」


「え、鬼ちk…」


「なんか言ったか?」


「いいえ何も。店長本当にありがとうございます!爽やかに飲み散らかしてきます!」


「爽やかにスポーツに勤しめ馬鹿。あ、一つだけ条件」


「なーんだやっぱりありますよね」



「怪我はすんなよ。また足くじいたとか言ったらクビだかんな」



「……店長のツンデレいただきましたーー!」




クビにされないように怪我だけはしないように、爽やかに飲み散らかします!!




END




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