【完】小野くん症候群






「内田」


「な、なんでしょう」


「俺は今無性にねみー」


「重々承知してます」


「おう、そうか。よって貴重な睡眠時間を邪魔するお前は敵だ」


「えっあたし敵?」


「昨日の友は今日の敵だ」




な、なんか訳分からない
理論をまくし立てられた。


硬直気味のあたしなど
おかまいなしのように


再びベンチに寝ころぶ小野くん。



「き…今日は行かないの?」

「行くけど」

「…」



でもあたしを誘うつもりはないの?

遠まわしに察しろって言いたいのかな。




察したって一緒に
行きたいものは行きたい。



でも、迷惑に思われたら…。



ぐぐぐぐ。

一度躊躇すると中々言い出せない厄介さがここで大活躍をしている。






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