あの花を何度でも愛そう




するとゆりはむくれた顔をして

「パセリはゆりのじゃないもんっ」

と言いながらお弁当箱を片付け始めた。


相変わらずゆりの食う量は少ない。

するとみんこが、あることに気づいた。




「あれゆり、薬は?」



そう。いつもお弁当箱とペットボトルの横に、薬が5個あった。
なのに今日はなぜか見当たらない。





< 117 / 206 >

この作品をシェア

pagetop