あの花を何度でも愛そう






「え?」






僕が駆けつけたとき
既に命は尽きていた。



よくドラマで見かける
しぬ際に何か言葉を残す
みんなの前で逝ってしまう

そんなことは一切なくて
ゆりは微笑んで眠っていた。






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