あの花を何度でも愛そう





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「はあ!?別れる!?」



日が短く、息が白い。
外も一面真っ白。




「しっ。声がでかい」


せりくは息を潜めた。
ゆりも隣で息をのむ。


いつも4人で登校しているが、
今日はみんこが見当たらない。
理由はそれだったのか…。




せりくは、
勉強が忙しいから、と
みんこに別れ話を突きつけられたと言うのだ。



でもみんこは進学先はもう決まっている。
今まで通りの関係だって勉強はできたはずなんだが----。




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