溺愛シンデレラ~キミとHappyWedding~
「はい…海外営業部輸出担当主任の栗原です」


栗原主任は受話器を手に持ち、耳に当てた。


栗原君も邪険には出来ない存在。


栗原主任の父親はウチの会社の濱部社長の秘書を長年に渡って務めていた。
彼は次男坊の東大卒のエリートで父親と同様に有能。

栗原主任の父親は私が高校卒業まで居た施設の出身で、顔見知り。
私がこんな大きな会社『星凛堂』に入社出来たのは栗原さんの口添えだった。


栗原主任を狙う女子社員は大勢、居た。


私は栗原主任の隣のデスクと言うだけで皆から嫉妬の目を向けられた。



栗原主任は受話器を置いて、また…パソコンのキーを叩き始める。


「主任ですか?私の写真を樋口さんに見せたの…」


「ああ~辰真がどうしても見たいって言うから…」


「じゃあ~樋口さんの写真を見せてください…」


「いいけど・・・今は持ってない…明日でいい?」


「はい」









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