星 に な り た い 。
「まぁまぁいいじゃないか、麻美。真紅の笑顔が見れる機会だぞ?」

「そうね、でも私毎日紅の笑顔見てるわよ?ふふふっ。」

変な会話してるなー。

笑顔って…まぁ、お父さん私とあんまり顔会わせないからな。

「じゃあ、取り合えず部屋に行くね!」

そう言って、また階段を上がった。

そのお父さんと麻美ぽんにもらったある物とは、可愛い巾着に入っていた。

まだ、中身は不明。

一体なんなんだろう?

部屋に入って、その巾着を開けた。

その中身は、紙切れ一枚だった。

綺麗に折り畳んである。

その紙に文字が書いてあった。

『ささやかなプレゼントがあるわ。私の部屋に行って、クローゼットを開けてみてね♥』

私にお宝探しでもさせる気なのかな?

この字は、麻美ぽん。

お父さんは、一体何をしたんだろう?

麻美ぽんの部屋に行って、クローゼットを開けた。

するとまたもや紙切れがあった。

「またか、本当にお宝探し?」
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