わたしの居場所
でも、山姥は違った。

傷をつけるなら…

見えないとこなんて意味ないさ。

見える場所につけるんだよ。

一人で死ねないなら、
わたしが殺してあげようか。

若い女の生き血はうまいんだ…


そう返信してきた。

こいつ狂ってる。

わたしは怒りと興奮を抑えられず、

鏡の前で頬にカミソリを当てた。

刃に力を入れると…
うっすらと血がにじみはじめた。

が、その顔を見て手が止まった。

怖かった。


刃や血でなく…

そのとき鏡に映った自分の顔が。

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