青いブレスレット


「・・・え!?」



わたしの返事に水原くんは動揺してる。


「何びっくりしてるの?」


思わず笑っちゃった。

水原くんの顔が赤くなる。



「だ、だって・・・俺、でもいいのかな、・・・って・・・」


「水原くんカッコイイし、優しいじゃん」


「別にそんなこと・・・っ、ないって・・・」



そんなにテンパらなくても・・・。

でも、その姿が水原くんの気持ちを映してるんだって、そう思うと嬉しい。



「てゆーか水原くん、初めて会った時、急にわたしに告白したでしょ?
初対面なのに告白されて、すごいびっくりしちゃった」


「・・・あ、あれは・・・その・・・出てきた言葉があれで・・・」


「でもね、そのせいで元カレのこと考えなくなって、代わりに水原くんのことで頭いっぱいになっちゃったんだ。
気になって気になって仕方なかった」


水原くんはやっぱりびっくりしてる。

でも、わたしは話を続けた。



「気づけば水原くんのこと考えてたり、会えたらいいなって思ったり、女の子がくっついたらイライラしたり。
水原くんのせいでぐるぐるしちゃったよ」
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