青いブレスレット
…え………

え…?

「えええええ!?」


聞いた瞬間、顔がかあっと熱くなるのを感じた。

鼓動も早くなる。


「ご、ごめん!やっぱりまだ嫌だよね!
ごめん!!忘れて!!!」

「ち、ちがう!いやじゃない!!びっくりしただけでむしろ…」

はっとなって、言葉が止まる。

いやじゃない。むしろ………?


「え、むしろ、なに??」

「あ、その、えーと………」


だんだん顔が熱くなっていく。

言葉が詰まって出てこない。


言葉じゃなくて、この気持ちを伝えるには………。


わたしは思い切って、水原くんに顔を向けて目をつむった。
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