青いブレスレット
「でも、やっとわかった。好きな人とは、キスしたいって思うものなんだね」

水原くんが無邪気に笑う。


…ずるい。

水原くんにこうやって、どんどん好きにさせられちゃう。


「雪川さん…もう一回目えつむってもらってもいい…?」

水原くんが照れながら言う。

「…うん」


わたしは言われたとおり、また目をつむった。


そして………

唇に優しく触れられる感覚があった。

< 176 / 377 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop