青いブレスレット

心臓が急に早く動き出す。



どうしよう。

まさか、千夏ちゃんが水原くんに告白するところに遭遇してしまうなんて……。



「誰もいないみたいだね」


千夏ちゃんの声が聞こえる。



…います。

わたしがいます！！！




バレないように屋上を出ようにも、ドアは閉められているから、出ようとドアを開けると音がしてバレてしまう。


どうしよう…誰か助けてください……！！！



「さっき紗奈ちゃんに聞いた。順也くんと会って話したんだね」

「…ああ」



やばい。

話が始まっちゃった………。