不良男子が子猫少女と同居する!


 服を脱いで、タオルを腰に巻く。

 隣に立つ美愛の体にもタオルを巻いてやる。裸でいられると、俺、何するかわかんねぇから。

「タオルいらなぁーい!」

 美愛がタオルを取り払った。…目に毒だ。

「美愛、頼むからタオル巻け」

「やぁだぁ!」

 美愛は、俺に裸を見せたいのか?…否、まさか。

「じゃあ、入浴剤入れるからな」

 俺は紫の粉を湯船に放り込んだ。

「わ、すごぉーい!」

 透明だったお湯が変色したことに驚いたらしい。美愛は体を洗わずに湯船に飛び込んだ。

「玲央にゃん、お湯綺麗だね!」

 俺も湯船に浸かる。残念なことに、入浴剤の色素は薄く、いれた意味はなかった。

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