不良男子が子猫少女と同居する!



「オマエ、どうしたんだよ…」

「怖いよぉ…助けてよぉ…」

 泣きながら、訴えてくるコイツをほっとけなくて俺は、そいつを抱き上げた。

 …さすがに、下着姿の女を連れてると、俺が悪役に見えるな。

 俺はワイシャツを脱いだ。

 それをチビに着せる。

「ん?」

 チビが俺を見上げてることに気付いて、俺は首を傾げた。

「俺の顔に、なんかついてるか?」

 チビは首を横に振った。

「…私を、助けてくれるの?」

 俺は頷いた。

「ほっとけねぇからな」


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