そんなあなたは先生でした…(上)
甘ったるいやらしい声か耳に響く。
声を堪えようとしてんのか途切れ途切れに疼くような声で鳴く。
俺は呆れ、イヤホンを外した。
別にあの女のそういう声を聴きたいわけではない。
逆に聴きたくない。
なんだかモヤモヤしてイヤホンを放り投げ、ベッドに倒れこんだ。
佐伯を呼ぶ声が採れたしいいかな。
はぁー……
あの女、今頃佐伯とやってんだろうな…。
“してない”んじゃなかったのか?
って、
何であの女のこと考えてんだよ。
俺は更なるイライラを感じ目を閉じた。
はぁー……。