そんなあなたは先生でした…(上)

デート


礼side


ま、眩しー…


薄目を開ける。

朝日が差し込む。

季節は冬。

朝は異様に寒い。


ふと、気付くとあたしの後ろが固い。

お腹と胸の下に回されてる腕。

息が首筋にあたっている。


こんなことをするのはただ1人。



「陽!!!??」

「んぅー…、もうちょっと…」

「う、腕離して!!」

「…………」

無反応の代わりに寝息が聞こえる。

よし、こうなったら自分で退けるからいいもん!


腕だよね、まずは腕を……


サワッ…

「ひゃぁっ…」

手、手、手が※*☆♯@!!!??

む、胸に当たってるー(泣


その手を振り払おうとしても………


ビクッ…


「きゃっ///」


少し動いただけなのに、
身体が熱くなってきた。


お腹に回していた腕が強くなる。


ちょ、ちょっと!!!


「礼ちゃん、そんなに動いてどうしたの?」

やっぱり起きてたか!!!

「起きてるなら離して下さいっ!!」


ビクッ…


「礼、感度いいねー…」


陽の手があたしの胸を押すからっ、、


「はいはい、退けましたよ」


あたしは陽の方に寝返る。


陽はにっこり微笑んで両手をヒラヒラしている。





< 502 / 529 >

この作品をシェア

pagetop