president command




どうしても両親に言っていないのが悔やまれて




家に帰ってから



受話器を握った






「…………お母さんが出ますように」





プルルルル



プルルルル……





『もしもし村瀬です』

「お母さん!」


『ひよ?久しぶりね』



よかったお母さんだ


タイミングを見計らって新さんのことを言おうと思っていたら




『ひよも堀川さんも元気?』





あれ







『そういえば、堀川さんにこの間のゼリー美味しかったって伝えてくれる?』










え



え






えええぇぇ!!!!!!!!!





新さん何でお母さんと知り合いなの?




それにゼリーって何?私聞いてないよ






『よくあんないい人見つけたわね』


「あは…は」


『お父さんも喜んでたわよ』






これまたすごい



お父さんが喜んでいた?



一体新さん何したんですか




『今度はひよも一緒に帰ってらっしゃいね』



「うん」


『やだ、電話何だったの?』


「ううん、久しぶりにお母さんの声聞きたくなっただけだから」




『そう。じゃあねひよ。何かあったらいつでも電話して』


「うん。ありがとう、じゃあねお母さん」












…………






ちょっと!


新さんどこまですごい人なの!?


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