ロマンチックランデブー
「玲奈ちゃん、お仕事お疲れ様、あがっていいわよ?」
「はい」
「明日は私少し遅く出社するとおもうから」
「はい」
「それじゃぁまた明日」
「お疲れさまでした」
社長が帰ってすぐ後に
遥から電話があった
…今日だめになったとか言わないよね
「もしもし」
『あ、玲奈?』
「うん」
『言いにくいんだけど、彼が私のために時間つくってくれたのでそっち優先したいんだけどいいかな』
「ダメって言っても行くでしょ?」
『うん、ごめん。本当ごめん。今の彼と会える機会って本当少なくて』
「いいよ。ちゃんと電話してくれてるし。それよりうまくいくといいね!!」
遥のことだからきっと大丈夫だと思うけど
今の恋愛は大変そうだもん
『ありがと玲奈ぁ。でね、代わりと言っては何なのですが、おいしいお店予約したのでそこでディナー食べてきてよ』
「え?」
『ひとりは寂しいからちゃんと人用意してあるし』
「ねぇ、芝居うったりしてないよね」
『なんで?』
「ちょっと、昨日の今日で人をすぐ信じられなくなってて」
『わかった、私と彼のツーショットを明日みせます』
「え、まじ」
『だからディナーしてきて!7時に玲奈の会社に車いくと思うから』
「そんなそこまでいいよ。自分で行くから場所」
『彼がそんなことできないって。わざわざ優先させてもらうからって言ってるから甘えてればいいよ』
え、遥の彼がお礼にお食事用意してくれてるの?
「ありがと」
『ううん、じゃぁまたね』
「遥。楽しんできてね」
『うん』
ディナー
わーい。すごくうれしいんだけど
どこのホテルかなぁ♪