ロマンチックランデブー

「俺、後ろむいてるからその間に服、着替えておいで」

「どうも」

「いえいえ」



レオさんはくるっと反対側を向いてくれたので

私はおそるおそるベッドから離れてクローゼットのあるところまで行く


途中気になって後ろむいたけど


レオさんちゃんと反対側むいたままだった




信用。してないわけじゃないんだけどね

気になってしまう






とりあえずブラとショーツを身に着け

上からワンピースを1枚着る




「レオさん大丈夫です」


「はいはい」



レオさんもベッドから出ようとする


「待って!!」

「え」



私が裸だったってことはレオさんもでしょ!?


いきなり全裸は私にはきついっ


「私も後ろむいているんでその間にふ、服着てください」

「…はははっ。玲奈俺の裸みたくないの?」

「み、見たくないっ」




「失礼な。昨日あんなに触ってたくせに」

「言わないでぇぇぇ」


「っはは。大丈夫。期待に応えられず残念だけど、俺ちゃんとはいてるし」

「え」



思わず振り返ってしまったら


レオさんは下にちゃんとスェットはいていた。


上はまぁ裸だったけど






「ね?」

「…意地悪」

「別に意地悪は言ってないけど」

「意地悪」

「玲奈が言うなら意地悪なのかな?」




くすっと笑う彼って

憎めない。




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