手を繋ごう

私の悪魔



私の悪魔……



そんなモノ1人しかいるわけない





あの日の先生……。





あっ、




正確に言えば元、先生か。




今は刑務所に入っている悪魔




私にも罪があるのは承知の上だ。




先生だって苦しんでいた。




それがわかるから……




私には先生を怨む権利なんてないんだと思う。




でも、怨まずにはいられないんだよ……





私の悪魔……




苦しめてごめんっ





そして……郁兄をカエシテ






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