どうして私を選んだの?【完】


「ね、答えは出てるじゃん?」




ニコリと、優しく微笑んで奈々ちゃんが私の手を引っ張った。





「…奈々ちゃん?」





そんな奈々ちゃんの行動に私は、首を傾げる。





「昼休みが終わるまであと、30分近くあるよ?…伝えなくていいの?自分の気持ち」






「でも…」







「フラれたら私と亜衣子が慰めたげるわ!」





奈々ちゃんのそんな言葉に背中を押された気がした。







< 279 / 413 >

この作品をシェア

pagetop