どうして私を選んだの?【完】


悲しくて、辛くて…遥斗くんと付き合ってからも不安な日々の連続で…。





「…なんてね、寝てるんだから聞いたって答えてくれるはずないか…」





私はポツリとそう呟くと、立ち上がる。






「…遥斗くん、ありがとう」





それだけ言い残し、私は図書室の出口に向かって歩き出した。




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