隣のマネージャーさん。


「いつまで伸びてんだよ、1、2年。」
「そうだぞ、まだまだだな‼︎」
「……これからは毎日このくらいの練習が続くんだ。」
「しっかりねー!!」

3年は全員立っていて、笑いながら床に伸びたり座っている俺等を見ていた。

「ふぁ〜、またこの時期がやってきたのか〜。」
「だな…明日から大会モードだな!!」
「いつまで伸びてるのよ、ヤスもダイも!!1年の手本にならないでしょ?ほら、1年立ってるし!!」

ミズキ先輩がまだ床に伸びてる2人を見ながら、立って体を伸ばしたりしている俺等1年を見て言った。

「じゃあ〜、美姫ちゃん立ち上がらせてよ〜。」
「なっ!?無理に決まってるでしょ!!馬鹿ヤス!!」
「もう〜、冗談だよ美姫ちゃん。」

ヤス先輩もダイ先輩も立って伸びをしていた。

「明日から大会モードで練習していくから、気合い入れろよ!!」
「「はい!!」」
「大会、楽しみだなぁ。」

結愛が俺に言った。

「そうだな……」



まだ温かい体を、もう一度ぐーっと上に伸ばした。


< 131 / 371 >

この作品をシェア

pagetop