隣のマネージャーさん。
授業が終わって結愛と一緒に廊下を歩く。
「悠くん、それだけ言いに来たの?」
「あぁ、めちゃくちゃウズウズしてたらしい。」
「それで昨日からずっとソワソワしてたんだ。」
結愛は楽しそうに笑った。
「じゃあ、きっと待ってるよ。」
「ん?」
「もう待ってるよ、悠くん。あたしだったら待ってるよ、今頃。」
結愛は俺を見て言うと、体育館を見た。
……ダムダム…
「ほら、音がするでしょ?」
「するけど…」
まさか、颯汰達のクラスまだSHRやってたし…
ガラッと重い扉を開けると…
「やっと来たな!!」
結愛の言った通り、悠がバスケットボールで遊んでいた。