俺様ヤンキーくんとのキスから始まる恋


 …よかった。

 寝てるんだ…。

 ホッとして、着替えと下着を鞄から出すと、私は脱衣所に戻ろうとして――。

「何してるの?」

 その声に、私は心臓が止まるかと思った。

 …嘘…。

 直後、視界が揺れた。

「きゃっ」

 マッキーの家に最初に行った時と同じように、私は押し倒されていた。

「その恰好、誘ってるわけ?」

 耳元で甘く囁かれて、顔が赤くなるのを感じた。

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