俺様ヤンキーくんとのキスから始まる恋


「博斗、その子は?」

「俺の恋人だ。だから、花梨との婚約はなしにしてほしい」

 !

 私はその言葉に驚いて、マッキーを見上げた。

 私を連れてきた理由って――!!

「恋人?」

 マッキーのお母さんが、眉間に皺を寄せた。美形な顔が、台無しになる。

「そ。俺、こいつに一目惚れしたんだ」

 親を納得させるための嘘だってことはわかってる。

 でも、そうだってわかってても、嫌だった。

「……どういうことか、S―「俺はこいつのことを、愛してるんだ」

 そう言ってマッキーがキスしてくる。舌が入ってきた。

 激しいキスに、息苦しさを感じる。

「ん…」

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