らぶピクチャー(完)
一か八か、聞いてみる価値はあるかもしれへん。
もしかしたらなんて、何万分の一・・・いや、何憶分の一の人がもし目の前にいたら、なんて期待しながら。
「小野寺、恍(おのでら こう)さんですか?」
「あぁ。そうだよ。」
確かに、れーくんの名字は小野寺で、うちがいつも楽しみに見てた写真集の写真家さんの名前も小野寺やった。
でも、まさかそんなことが起きるとは全く思ってへんかったんやし。
現にこんなことが怒るなんて、だれが予想できた?
「笑美、親父の名前なんで知ってんだ。」
「うちが好きな写真家さんや・・・から。」
「「・・・えぇ!?」」
うちやって今すぐ叫びたい。
けど、そんな言葉も出てこぉへんくらい驚いてた。
「まじで!?笑美、れーくんのパパさんのファンってこと!?え、それすごくない!?笑美にとってれーくんのパパが憧れの人とか!?」